From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

批判- Non of OUR business

以前に書いた記事に関連して

felicia-j.hatenablog.com

批判をすると、その批判が特に人を傷つけようとは思っていなくても、人を傷つけてしまうことが多い。本人に知られないで批判すると、陰口になってしまう。

批判って、何のためにするのだろう。

いろいろ考えてみた。

私は美大受験のために美術研究所なる場所に通って絵を描いていた時期がある。毎週制作したものを先生が評価するけど、ケチョンケチョンにけなされることがある。お金まで払って、けなされるのはこういう時だ。本人が目的を持っていて、他の人から指導を求める時、この時に批判をしてもらうとありがたい...それでも傷ついた。向上心がある人間でもこうなんだから、特に向上しようと思っていない人には尚更、批判はきついよね。

 

言い方の問題?それも大きい。批判する人の動機が、自分を傷つけることじゃないと解っていると傷つき方が和らぐかもね。例えば、批判するのと同時に、いいところも褒めてもらうと、受け入れやすくなるかな。信頼関係があるかないかっていうところだと思う。普段信頼されるようなことを何もしていない人から、突然批判されたって嫌だよね。信頼関係って、一日やそこらで築けるものじゃないから。

 

人の批判をするときには、相手がそれを望んでいるかどうか、必要としているかどうかを、見極めないといけないんだ。たとえ望んでいても、言い方がある。そうしないと、批判する目的を達成できない。もし、人を傷つけるために批判するのは、もってのほかだ。でも、こういうことってよくあることだとおもうけど。

もし批判を悪気のない、お節介な親切心でしたいのなら、批判ではなく、いいところを褒めることで、同じ目的を達成できることもある。

自分の悪いところを改善することでも、他の人の批判をしないで済むようになることもある。批判の多くが、自分自身の嫉みから来ていることが多いから、自尊心を培うことで、人への批判が少なくなることも多いのでしょう。

陰口も、妬みからくることが多いから、自尊心が強ければ、陰口を言う頻度が減らせる。

 

いろいろあるけど、自分の改善点に焦点を当て努力するのが、なんだかんだと言っても、批判や、陰口を抑える有効手段となる。

親だってそうだ。子供は親の話は聞かないけど、真似をする。だから、親である自分自身を改善することで、子供への説教を減らせる。

まあそれでも、状況は正確に把握しておかないとね。

批判できるということは悪いことじゃない。でも、人間の心って弱いから、いろいろ言い訳して、結局、大義を作って人を傷つけようとする。自分で自分をごまかすのって、簡単なんだと思う。

 

散文的になっちゃって、ごめんなさい。あまりまとまってない日記でした。