空気の読めない私、近寄っちゃってごめんね
後で気がつくと、恐ろしくなる。繊細な人の心は、ガラス細工のように傷つきやすい。
どうして気が付かなかったのか。私のために無理をしていたことを。
悔やみながら、同時に、悲しいほど人が怖くなる。
空気が読めれば、気がついていたのに。
またやってしまった。
私は、自分が人を傷つけることが、怖くて仕方がないのに。
超人ハルクが、意識を取り戻した時に、
自分は誰をも傷つけいていないよねと、心配そうに尋ねる。
この気持ちはよくわかる。
私は人の裏を読むのも、空気を読むのもかなり苦手だ。
そういう世界に住んでいない。
でも、そういう世界の人にとっては、私は歩く凶器(狂気)なのでしょうね。
その癖、私は繊細な人が大好きでこまる。
傷つけたくないから、あまり近寄ってはいけないと思いつつ、
大好きだから近寄ってしまう。
近寄っちゃってごめんね。
マニラで撮影