From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

独学で英語を学ぶ 

長年、一人で英語を学んできた。ある美大卒業後、自分のペースで英語と関わってきたけれど、ほとんど一人で勉強してきたように思う。

夫がイギリス人なので、生活のほぼ全般が英語、それから、読む本も英語。仕事も翻訳で、英語を使う。で、わからないことがあると、オンラインで調べまくる。15年以上、自分以外の翻訳者と話をする機会もなかった。

ここ1年ぐらい、やっと、同業者と話をする機会が得られた。

本当に多くのことを学んだ。この出会いには心から感謝している。

翻訳業につきながら、翻訳業に携わる人たちのことなど、なにも知らなかったし、中級以上の英語をほかの人がどうやって勉強しているかも知らなかった。

私はもっぱら、辞書を(たまに)使って英文の書籍を読み、英語のネイティブたちと話す。たまに、文法書を読む(数カ月に一度)。娯楽も、全部英語、1週間に3回ぐらい見る映画も字幕なしの英語、友達も英語、息子と話す時だけ日本語の生活が数年続いている。でも、仕事の時は、辞書を引きまくる。知っている単語でさえも、確認のために引くことが何度もある。複数の辞書を比較することも何度もある。翻訳は、わからないことがあってはいけないので、絶対にあきらめない。解るまで調べあげる。

日本人の英語学習者に非常に驚いたのは、文法をよく知っていることだった。それも日本語で。でもあまりに文法中心でバランスを欠いた、勉強法に思えてしまう場合も多い。英語などの言語は、「習うより慣れろ。」の部分が多いのではないだろうか。簡単な英文の疑問の回答が、やけに込み入った文法論で論じられるのも、ほかの国にはないことのように思える。内容自体は当たり前で単純なことが、宇宙の成り立ちでも語っているように感じられることが凄く多い。

 

 

自分の時間は限られているので、自分の選択範囲の中で、学習を進めたい。そういう意味でも、SNSは、時間のロスがある。

 

約1年に及ぶSNSとの付き合いのおかげで、日本人英語学習者特有の問題を把握し、比較することができた。今後の自分の勉強法が定まってきているように思う。

SNSで人と付き合うのは、時間や労力が取られてしまうので、今後、そのサイトを含め、オンラインのコミュニティとは、もう関わりを持たないようにしようと決意している。

それでも、幾つかは非常に参考になる記事の投稿があるので、それらを読んでゆきたいと思っている。