From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

自分で朗読の録音を聞き始めて感じること

自分で朗読を始めて、人の話をまた違った視点(聴点?)で聞き始めた。

まず、日本人が英語で話すのを聞くのが大変なのはなぜか。発音が悪いかというと、事細かい日本人のことだから、ちゃんと勉強していて、発音自体よく知っている。だから、一つ一つの単語は問題ないことが多い。R L th もそんなに問題がない。でも疲れる。

それで、結論からゆくと、私は、文章を読んだ時の流れ方が、一つ一つの発音より重要ではないかと考えるようになってきた。それは以下の理由からだけど。

 非英語圏の人々の英語だけど、ドイツ人は、thに問題があることが多い。しかし、日本人よりも話が流れている。クセがあるけど、日本人の英語よりは疲れない。

スペイン人の英語は、ふにゃふにゃしている。sが抜けて、締りがないので、聞き取りにくいことが多い。でも、あるていど勉強した人の英語は、日本人より流れている。

なんてったって聞き取りにくいのは、イギリスのニューキャッスル訛りかなあ。でも、味わいがあって、私は大好きだ。そのうち、ニューキャッスルの訛りをマスターしたい。リバプールもなんとも言えなく聞き惚れる。アイルランド人が、muchをムッチと発音するのも大好きだ。最近インド人の発音も好きになってきた。

いろいろ方言があるけれど、やはり、文章を読んだ時の流れ方は共通している。多少の上がり下がりの違いはあるけれど、流れは一定しているように思う。上がり下がりも、一定の範囲内で行われているように思う。

 

それで、こう思う。正しい発音と、良い発音と同じなの?

こんなこと言ってるから、発音が良くならないんだと怒られそうだ。

で、そういうあなたは正しい。私は、そんなことを言っているので、いつまで立っても正しい発音ができない。このままゆくと、一生できない。日本人の訛りをもったまま、英語を話し続けるだろう。

ごみんなさい。