私の自慢話
私は、時々自慢したくなる。そういうことをしてはいけないって思うけど、したくなってしまうのだ。
そういうことを言うと、尊敬されるどころか、嫌われるかもしれない。それでも、自慢したくなる時があるから、自慢すると、自慢じゃなかったりする。自分が自慢していることが、他の人には、何もいいことに聞こえないのだ。
では、自慢しよう。
小学校の時、先生と相性が悪くて(男性、お寺の坊主)成績表がほとんど3から下だった。態度も、Cが並んだ上、その先生は、私を特殊学級に入れる予定でいた。
先生があげた理由は
1,自分は頭がいいと思っていて、えらそうだ。
2,笑わない。
結論ー性格が悪い
という方程式が活用された。
それで、先生は、私が特殊教育の恩恵を受けられるように手はずを整えてゆく計画をしていた。
そういう時に、知能テストがあった。
その結果、私は学年でトップだったので、先生は、私を特殊学級に入れることができなくなった。母に言わせると、知能テストで最優秀児と判断された子供が落ちこぼれた場合、その原因は教師の側にあるという見解があるらしい。
私は驚いた。自分がそんな人間とは知らず、小学校1年生の時からずっと、みんなから馬鹿だと言われていたのだ。毎日、先生から怒鳴られていたので、自分も自分を馬鹿だと思っていた。
母は良く、「あなたは馬鹿じゃないのよ」と優しく慰めてくれた。
テストではそんなにまちがえなかったのだけど、みんなもテストではそんなものかと思っていた。
私は自分では、馬鹿だと思っていたけれど、態度は偉そうだった。
それから、面白くなければ笑わないのは、当たり前だと思っていた。
先生の野望は打ち砕かれたけれど、先生の私への態度は変わらなかった。
4年生のころだった。
これは、私の最大の自慢話で、これより小さい自慢話が幾つかある。ただ、自分を自慢するには、あまり自慢にはならないことも、バラさないといけないようだ。