From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

空港のおみやげ屋さん ズラッと並んだペンギンブック

テネリフェ南空港のおみやげ屋さんには、英語の本がたくさん並んでいた。

普段あまり家から出られないことと、本屋が殆ど無いこと、本屋があっても、スペイン語の本ばかりだったりして、普通の英語の本がなかなか読めない。

アパートには小さなライブラリがあるけれど、ほとんどがドイツ語の本で、英語の本は読みたい本がない。

テネリフェ空港の売店に、ずらりと並んだペンギンブックに感動した。表紙がきれいだ。手にとって中を見た。英語の小説を読む機会が殆ど無い。電子的に読むのは、カーソルがうまくコントロールできなくて嫌だ。普段、何かの説明書や、教科書のようなものばかり読んでいるから、美しい書き方の英語の本を手に取ると、ドキドキする。

具体的には忘れたけど、モダンクラッシックのジャンルのペンギンブックの初めのページを見て、一行読んだ。ジーンと来る。でもあまり立ち読みしちゃいけないから、これで終わり。

13.55ユーロ、ちょっと今は出せないな。今月用事で家族でマドリッドに行ったし、夫の両親が突然亡くなって、その飛行機代、引っ越しに必要な費用、家具、もう今月は、本当にひどく出費した上、仕事もあまりできなかった。超ケチにならないと。

美しい英文が、読みたい。それも、美しい表紙の紙の本で読みたい。

窓際に座って、美しい景色の隣で、美味しいお茶を飲みながら。