From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

A Long Time Agoをアップしました

数日前に書いたA Long Time Agoという詩の朗読を、YouTubeにアップしました。

作曲、演奏、詩、朗読、写真は私です。

写真は、パラワン島で撮りました。

発音に問題があると思いますが、今のところこれで精一杯かなとおもいます。

いっそ歌にしてしまえば、もう少し楽なのかもしれませんが。

 

youtu.be

翻訳という仕事をしていて

英語学習サイトで、翻訳を仕事にして生きてゆきたいという人を見かける。

私は、翻訳を17年間しているけど、はっきりいって、私には合わない仕事だと思っている。でも、これしか仕事がないからやっているんだけど。

仕事でいろいろな情報に接することができるのは面白いと思う。しかし、その文章を正確に別の言語に変換するのは、常に、「無理なこと」だなと思う。いろいろなところで、妥協をしないといけない。それに、この世界は、個性は評価してもらえない。文章の一般的美しさは、多少は評価してもらえるだろうけど、芸術的な美しさなど関係がない。芸術系の翻訳もそうだ。文芸系だってそうだ。結局は、ユニークな翻訳などいらないのだ。

私はというと、生まれながらの変わり者である。何をやっても、知らないうちに、人と違うことをしてしまう。だから、ユニークさが売り物なのに、この仕事ときたら、そのユニークさはどっかにしまっておいて、私のとっても苦手な、丁寧で、正確、きちんとした作業をしないといけない。まあある程度の柔軟性があるので、その点は評価されるが。

もちろん翻訳の仕事を継続することで得られた益は本当に大きい。だから、これからも続けるだろうと思う。

仕事をすると、毛がたくさん抜ける。夫が床に落ちた私の毛を見て、全部頭の毛剃っちゃったらって言うけど、それもいいかもしれない。きっと気持ちがいいだろうな。

高校生の時、一度1センチぐらいの長さに切っちゃったけど、評判は悪くなかった。

でも今それをしたら、絶対に後悔するだろうな。

 

AGTを見てつくづく思う

America's Got Talentという人気番組がある。

昨日も家族で見たのだけれど、さすがにSimi Finalになると、レベルが高い。技術だけではなくて、個性までも求められる。どんなにうまくても、何かの真似じゃ通過できないような感じだ。

そこで、才能を披露する人々には、それぞれストーリーがある。家族が病気だったり、経済的に大変だったり、本人も、健康上の問題があったり、非常に才能に恵まれているけれど、今まで長いこと日の目を見ないできた人も多い。

しかし、昨日はさすがに、そういう話にウンザリした。よくある問題も、扱い方次第で劇的になってしまうように感じた。そんなこと言ってないで、実力で勝負したらどう?と言いたくなった。

まるで、AGTに出ることで、人生のすべての目標を達成したようなことを言う。

「私のすべて」はAGTに出て、皆に自分の才能を評価してもらうことなのか。それで出てきた言葉、「自分を信じよう」。

何を言っているのだこの人は。たまたま、AGTで評価されたからそうやって言ってられるけど、実際は、才能があっても、一生日の目を見ないで死んでゆく人々がほとんどなのだ。

今はまだ嬉しいだろうけど、このさきプロになって、ちょっと時間が経つと、自分がなぜ生きていて、なぜ歌っているのかどんどん疑問が出てくるだろう。たとえAGTで優勝したって、プロで生きてゆくのは、また違う。時間がちょっと経つと、人はこういう人たちのことを忘れてしまうのだ。

それに、プロになって、もっと有名になって、人からもっと評価されたって、それが何だというのだ。満足を与えてくれる人生なんて、そんなところにはないと思う。人から尊敬されて生きてゆくのは気分がいいかもしれないけれど、そんなものは、人生に満足感を与えるものではない。

私の予想だけれど、こうやって、AGTで注目を集め、プロになってゆく人々は、きっと、そういう虚しさに直面するだろう。自分が、無名だった時と、実は何も変わっていないことに気がつくかも知れない。

 

 

荒れた大西洋での水泳ーわたしじゃありません

大西洋は太平洋と全然違う。

水が冷たい。

波が荒い。

それでも、ヨーロッパ人、特にドイツ人は泳ぐ。

そしてよく水の事故に合う。

イギリス人たちの話では、警告を無視するのはドイツ人だそうだ。

彼らは、自分たちが始めに教えられた教えに従って、一生生きてゆくのが好きなようだ。

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私は、アパートのプールで泳ぐ。

海は冷たすぎる。それに魚が怖い。

魚は、魚屋さんで買って食べるものだと思う。

 

給料がごっそりなくなるという辛さ

昨日、給料すべてを、別の銀行に移そうとして、引き出そうとした。

ATMで、最後の段階に来た時、気が変わってキャンセルしたら、現金は出てこずに、口座からお金がなくなっていた。

受付に行ったら、何もできないとのこと。

口座のある銀行も、調査する、でも保証できないとのこと。

もしかしたら、今月の給料全部なくなるかも。

こうして、不安に時間をすごす。

 

悲しい。

お金なんて嫌いだ。

 

昨日、息子が面白いことを言った。

生活が保証されて、仕事が、仕事でなくなったら、クオリティが上がるかも。

やる気のない人間は、仕事をしなくなる。

好きな仕事を一生懸命やるから、クオリティが上がるかもしれない。

何もしたくない人間は、食べるだけ食べて、太って、心臓病になって、やがていなくなるかもしれない。