From Tenerife ・テネリフェから

テネリフェに住む翻訳家の英詩、写真、絵画、音楽、スペイン語など

深いことを楽しめないと公言する人々の感動とは

 

世の中の矛盾に

不公正に

汚い世界に

薄っぺらな物事に

疲れているなら

何か真っ直ぐなこと、

嘘のないこと、

気持ちが良いくらいに深いことを

大変だとは思わない

むしろそういう話が聞きたくなるよ

気持ちが爽やかにされるはずだよ

涙が出るくらいにね

仕事が忙しいんじゃない

あなたが世の中を

ちゃんと見てないからだ

ちゃんと見てよ

いろいろなものが見えてくるよ

嘘っぱちとか

汚いこととか

 

だから

まっとうな言葉が

心に染みてくる

 

もう

表面を繕って

感動したふりをするのは

やめてほしい

深い話ができなくて

感動なんかするはずがない

嘘だ

私はもう

そういう嘘はうんざりだ

人目を引く

哀れみをこう

芝居は滑稽だよ

 

 

罰を与えたがる人々

躾のつもり...
子供の虐待のニュース

子供が悪いことをしたら、罰を与えないといけないと思う人がいるのかも知れない。
親は怒る
正義感に燃えて
これは表向き
本当の本当は

親が感じる子供からの拒絶感に対する怒り
親の権威、親の愛情が拒絶された怒り

躾という便利な言葉に乗じて
暴力を振るう
ある種の義務感に燃えて

これは親子の関係だけど、
実は同じ現象が
大人同士で起きている

意地悪をする人
嫌味をいう人

一方敵な正義感で
罪人に罰を与える
正義の味方は
味方には優しい

同じ人の口から
全く別の言葉が出てくる

罰を与えて、悪者を矯正したいのか。
いや悪者を退治したいのだ。

桃太郎や一寸法師のように

みんなから賞賛されて

良い人だと言われたいのか。

素晴らしい正義の味方は
ある人には意地悪で卑怯な態度を取り
ある人には信じられないぐらい
優しい人になる。

さようなら
いつかあなたの偽善は、
あなたの子供をとおして暴露される
そうでなければあなたの子供があなたに罰を与えるでしょう。

私は遠くで観察します。

どうやら私は

あなたから敵だと思われているようです。

 

ハリケーン

湿気がすごい。

熱い。

夫が痛がる。

私は憂鬱になる。

眠くなる。

雲がぶら下がる。

モノトーンの影から音がする。

深い。

重い。

私は書く。

頭に浮かぶ文字を。

死。

すぐに出てくる。

生。

気負わないと出てこない。

さようなら。

そういいたいけど、

やめておくね。

ハリケーンのせいだから。

この気持ちは。

 

仕事が重なると不思議な世界が見えてくる

機械関連の大きな翻訳

芸術系の翻訳

大学紹介系の翻訳

 

わたしのUBUNTUが、大きなワードドキュメントを受け付けないので、夫のMacと2つ使っている

 

また排水の問題

バスタブの修理

車の故障

買い物ができないから家に食べものがなくなってきた

 

ストレスで爆発しないように

なんとか精神的な均衡を保つよう努力するものの

夫に八つ当たりした

痛みでうなっている夫に八つ当たりをする悪い妻

 

仕事しながら、食事の工夫をする

そうだ、今月は納税の月

いろいろ書類もつくらなくっちゃ

 

ゴジラ、たすけて

 

 

何かが生まれそうで

何かが生まれそうで、

何かが詰まっていて

なかなか出てこない

もうすぐだから

もうちょっとの我慢

 

今朝からふざけてなんていない

かなり真剣だ

待っている人はいないけど

もうチョットマッテテ

 

今だったらできそう

今すごく悲しいから

今がチャンス

 

何かするよ

待っててね

愚か者

私は世の中を、愚かだと思っている反面、

自分はその愚かな世の中のレベルにも達しない

もっと愚かな人間だと思っている

愚かな世の中を離れて

眺めるのも、

その愚かな世の中には

入り込めないから

そうするしかないのだ。

ただ、ふと周囲を見ると

私はまだその愚かな世の中の

柵の中にいて

愚かな世の中の柵を広げ

外にはみ出そうになった人に

座るための椅子を与えようと

必死になっている。

でも、椅子を買うためのお金がない!

だから、椅子なんて素晴らしい物じゃなくて

大きなすわり心地の悪い石だったりする。

その人たちは、石がが凸凹しているので、

おしりがいたくなったり

落っこちて尻餅をつくことがある。

人間はどうあがいても

一人では生きられない。

愚かな世の中で

さらに愚かな私は

表面上人を馬鹿にしながら

実は寂しくてたまらない。

劣等感に圧倒される。

中心に入ることはできないし

入りたいとも思わない

私の感情的な動機と同じ方向にある理性的な動機が

頭の中で入るなと言っている

私にはちょうどいい。

 

分断され、矛盾した私の考えが

理論の筋道から大きく外れて

そのまま空中に飛び出してゆくときに

面白いと思って

優しい気持ちで

心から笑ってくれたら

私は本当に嬉しい

 

 

 

 

 

怒り

私は怒りを内に抱いている

一時は消化したものの

まだ紙などがくっついてこようものなら

再び炎があがるだろう

クスクスとくすぶっている

早く燃え尽きてしまえばいい

雨でも降って

消えてしまえばいい

水でびしょびしょになって

フニャフニャになればいい。

何に怒っているって?

それは言えない。

 

でも、なによりも、

怒りを秘めた

自分が情けない。

 

あー孤独だ。